NASに変えてTimeMachineでバックアップと取り始め、問題なく運用していてふと思ったのが、TimeMachineの利点は一時間単位で遡って戻れるのが魅力ですが、一時間前のデータが必要になることがそんなにあるだろうか?という事です。
仕事で使用するOffce関連はOneDriveにあり、OneDriveはOffice文書であればバージョン管理が可能で、以前のデータにも戻せます。
TimeMachineは1時間に1度でも10分ぐらい動いており、周期的には50分しかNASに負荷がかからない時間帯がない事になります。 NAS自体、そんなにやわなものではないでしょうが長く使うには負荷を減らすに越したことはないはずです。
また作業中にバックアップが動作し、動作が重くなり、作業に影響が出るのも避けたいので、以前より気になっていた「TimeMachineEditor」を導入してみました。
目次
「TimeMachineEditor」
「TimeMachineEditor」はMac標準のバックアップ機能「Time Machine」のバックアップ間隔をカスタマイズすることができるフリーソフトです。
「TimeMachineEditor」のインストール
まずは以下のサイトから「TimeMachineEditor」の最新バージョンをクリックし、ダウンロードします。

ダウンロードされた「TimeMachineEditor.pkg」をダブルクリックするとインストーラーが起動しますので、「続ける」をクリック

そのまま「インストール」をクリック

インストールが終われば「閉じる」で画面を閉じてOKです。

終わったインストーラは必要なければゴミ箱へ入れます

「TimeMachineEditor」の設定
アプリケーションフォルダから「TimeMachineEditor」を起動します。

実行モードのプルダウンメニューから設定したいモードを選択します。 「Do not back up from」を指定すればその時間帯はバックアップは実行されないようです。
選択出来るモードは以下の3つ。
不使用時モード
Macで作業が行われていない間にバックアップが実行されます。

しかし作業が行われていないときをどのように判断しているかが不明です。
このモードを使う方はほとんどいないのでは?(^_^;)
自分も使う予定がないのでスルーさせて頂きます。
インターバルモード
定周期にバックアップを行いたい場合に選択します。
バックアップ間隔は「時間毎」、「日々」、「週間」と標準のTimeMachine機能より細かく設定が可能です。

ただ、インターバル間隔の時間帯にMacが起動していなかったら次の起動時に即実行されるようなので今回の作業中に支障をきたしたくないという思惑から外れる為、こちらも却下。
カレンダーモード
「毎日」か「毎週、何曜日」の何時からという日付と時間でバックアップが実行されます。
「TimeMachineEditor」を使うならこのモードが一番、実用的ではないでしょうか。


自分は絶対にMacを使用していないだろうと思われる「毎日」「2:05」にバックアップを行うように設定しました。
「Back up as soon as possible if a back up time is missed」にチェックを入れると、前回バックアップが取れなかった後、取れる状況になれば即バックアップが開始されるようです。
んー、これも作業に影響が出るかもしれないので一先ず外し、「適用」をクリック。

あっさりと完了。

「TimeMachineEditor」が設定されるとMac側のTimeMachineのチェックが外れました。
古いバージョンの「TimeMachineEditor」では自分でチェックを外す必要があるようです。

「TimeMachineEditor」の実行
ここで一つ気になったのが、バックアップは夜中に行う予定ですが、その時間は必ずスリープ状態です。 標準のTimeMachineは「Power Nap」でスリープ中もバックアップを取ってくれていましたが「TimeMachineEditor」はどうなるのか?
公式サイトのFAQに以下の記述がありました。
Will it back up while the machine is sleeping?
(マシンが寝ている間にバックアップしますか?)
TimeMachineEditor supports Power Nap which you can enable in System Preferences > Energy Saver. If you are using a laptop computer, make sure you are on the “Power Adapter” tab.
(TimeMachineEditorは、[システム環境設定]> [省エネルギー]で有効にすることができるPower Napをサポートしています。ラップトップコンピュータを使用している場合は、「電源アダプタ」タブにいることを確認してください。)
おぉ!!最新の「TimeMachineEditor」は「Power Nap」に対応していて、スリープ中でもバックアップを行ってくれるようなので一安心です。
しかし、ここで一つ注意が必要なのが、この後、時刻を5分後に設定し、スリープでもバックアップが取れるか試してみたのですが見事に取れませんでした(^_^;)
何度やってもできないのでバグかな?と思ったのですが、念の為、2:05に設定し翌日に確認してみるときちんと取れていました。
どうやらカレンダーモードは設定した日以降で反映されるようです。
まとめ
カレンダーモードでバックアップが取れなかった時はハマりかけましたが、無事バックアップが取れて一安心です。
TimeMachineのスケジュール設定は標準の機能であってもいいと随分前から言われているようですが、Appleの考えと違うのでしょうか?変える気がないようです。
ないものは仕方ないのでバックアップ頻度について思うところのある方は是非、一度「TimeMachineEditor」を試してみては如何でしょうか。